ディズニー創立100周年の記念映画に向けて今年〜来年にかけて4作品上映されます!
「リトル・マーメイド」に続き、ピクサー最新作の映画「マイ・エレメント」はその2作品目です。
アメリカ公開日は2023年6月16日で日本公開日は2023年8月4日(金)。
カンヌ国際映画祭では、クロージング映画として世界初公開され、スタンディングオベーションが起こったとか!
劇場に観に行くしかありませんね^^
あらすじ
舞台は水・土・風・火のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。
火のエレメントの女の子エンバーは、この大都会エレメント・シティで生まれ育ちました。でも、知り合いは「火」の仲間たちだけ。そんなエンバーの前に、ある日突然水のエレメントの青年ウェイドが現れます。
アツくなりやすくて家族思いな火のエンバーと、涙もろくて心やさしい水のウェイドは性格だけでなく、全てが正反対のふたり。 ピクサー史上最も“ロマンティックな奇跡”が起こる。
マイエレメントってどういう意味?
マイ・エレメントは英語にすると「my element」。
「element」を直訳すると「成分、要素、元素」などを意味しますが、
現代の英語では「my element」は「自分にぴったりの場所・環境」なども意味するそうです。
日本語版吹き替え声優は誰?
日本語吹き替えの声優は、
- 主人公の火のエンバー:川口春奈さん
- 心優しい水のウェイド:玉森裕太さん(Kis-My-Ft2)
- 物静かな市役所職員の土のファーン:伊達みきおさん(サンドウィッチマン)
- ウェイドの上司の風のゲイル:MEGUMIさん
他にも豪華声優陣が担当されています!
エンバーの父バーニー:楠見尚己さん
エンバーの母シンダー:塩田朋子さん
ウェイドの母ブルック:山像かおりさん
脇からお花が生える土のおませな男の子(笑):大谷育江さん
ウェイドのおじ芸術家ハロルド:高木渉さん
ウェイドの兄アラン:間宮康弘さん
ウェイドの妹レイク:濱口綾乃さん
これより先はネタバレを含みます。
映画マイ・エレメントが生まれたきっかけは?
ピーター・ソーン監督によると、
- 「Elemental」というタイトルで、四元素(火・水・空気・土)を中心テーマとした
- 1970年代ニューヨークで移民の息子として過ごした経験がもとになっている
- ピーター・ソーン監督の両親は韓国からの移住で「両親のことをある種の目で見ていたが、20代になり、実家の店から本格的な仕事に就いたとき、両親を『人』として見るようになったんだ。」と述べている
さらに、ピーター・ソーン監督は
「私の世界では文化の衝突がたくさんあった。そこで、『正反対のものを見つける』というアイデアを思いついた。そして、もし火が水と恋に落ちたらどうだろうという疑問が生まれた。」
と述べています。
つまり、移民二世としての経験から様々な「違い」の体験によってこの映画のアイディアが生まれたといえます。
火と水、という相反するものが共存する世界はどんな世界だろう?と考えることは、様々なアイデンティティを抱える現代ともリンクしていると感じました。
感想
ピクサー版のロミオとジュリエット。
クスっと笑えるシーンも多くて子供でも楽しめそうです。
でもその裏には人種差別や移民問題、移民二世の苦悩などを自然の要素(エレメント)に擬人化していて、繊細かつとても分かりやすくなっています。
子供のために多くを諦めてくれた両親への恩返しは、必ずしも次は自分が犠牲になる必要はない、別の方法もきっとあるということを伝えたかったのかなと思いました。
両親の無自覚な束縛が当人の意思を無意識で歪ませてしまうし、エンバーのように気づかない人も多そう。
また、映像も美しく、特に火と水の間の表現としてのガラスを用いた表現がとても美しかったです。
ピクサーが恋愛映画!?と予告編を見たときびっくりしたけど、恋愛だけでなく、家族、人種、民族的価値観の違いなどたくさん要素が入っているので、観る人によって印象も変わりそうな映画です。
ピクサーらしさはしっかりあるので、素敵な気分になりたい人におすすめです^^
劇場上映はいつまで?
一般的な上映期間は約2か月とされています。
しかし大ヒットした作品は通常よりも長く上映を続ける映画館が多いです。
マイ・エレメントも大ヒットが見込める作品であるため、おそらく通常よりも長めの上映期間となることが予想されます。
そして公開日が8月4日ということで、夏休みにも合わせたスケジュールです。
そのためおよそ2ヶ月半〜3ヶ月前後の上映期間である10月下旬ごろの終了であると予測されます。
上映終了が近づくと1日の上映回数が減っていくので、もし気になっているなら早めに観に行かれることをおすすめします!
まとめ
ピクサー最新作「マイ・エレメント」についてまとめました。
この後に続くディズニー創立100周年の記念映画も楽しみですね!
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